| 81歳を過ぎて急に歩けなくなる理由 運動しても効果がなかった本当の原因 |
| 「もう年だから」と諦める前に、知ってほしいことがある! 皆さんは、こんなふうに思っていませんか? 「もう高齢なんだから、歩けなくなるのは仕方ない」 「年を取れば、筋肉は落ちていく一方だ」 でも、ちょっと待ってください。 実は、「年齢」そのものが、あなたの歩く力を決めているわけではないんです。 実際、皆さんの周りにもいらっしゃいませんか? 80代になっても元気に長距離を歩く方がいる一方で、まだ60代なのにもう歩いているのがやっとという方もいます。 この大きな差は、どこから生まれるのでしょうか。 それは運でも、生まれ持った体力でもありません。答えは、あなたの体の「機能」の状態にあります。 貴方はこんな「心のブレーキ」に心当たりはありませんか? いつも行っていたスーパーへの道。 以前は何ともなかったのに、最近は出かける前に「あそこまで行くの、ちょっと大変だな……」と、ふと、ためらってしまう。 駅の階段を前にして、「降りるのはいいけれど、二度と上がってこれない気がする」と不安がよぎる。 家の中では普通に歩けるのに、一歩外に出ると、急に足取りが慎重になってしまう。 そんなとき、多くの方はこうおっしゃいます。 「もう年だから仕方ない。80も過ぎれば、みんなそうでしょう」と。 ですが、私はあえて、はっきり申し上げたいのです。 歩くのが難しくなるのは、年齢の問題ではありません。体のシステムが崩れていく「順番」の問題なのです。 ここで、もっとも大切なことをお伝えします。 「歩くことは、単なる『運動』ではありません。生きるための『機能』です」 ここを勘違いしている方がとても多いのです。 たとえば「スポーツ」などの運動なら、しなかったとしてもすぐに命に関わることはありません。 しかし「機能」は違います。 機能というのは、使わなくなった瞬間に、脳が「あ、これはもう要らないんだな」と判断して、スイッチを切ってしまうのです。 想像してみてください。 もし、歯を全く使わなくなったら、噛む力はあっという間に衰えますよね? それと同じで、歩くことをやめてしまえば、あなたの足は脳にとって「動かさなくてもいい臓器」へと変わってしまうのです。 今日から、そのスイッチを入れ直しましょう。 80代半ばを過ぎても、元気に歩いている方はたくさんいます。 その方々と何が違うのか。 それは、「歩く機能」を使い続けてきたか、どうか。 ただそれだけのことなのです。 「もう年だから」という言葉で、ご自身の機能にフタをしないでください。 あなたの体は、あなたが使おうとした分だけ、応えてくれる力をまだ持っています。 |
| 「歩くことは機能である」というお話に続き、今回はさらに踏み込んでいきましょう。 なぜ、80歳という年齢がひとつの大きな壁になるのか。その裏側に隠された、体が「歩くことをあきらめてしまう」3つの真実についてお話しします。 一つ目の理由は、筋肉そのものよりも先に、「神経の伝達力」が壊れてしまうことです。 皆さんは「足の力はあるはずなのに、思うように動かない」と感じたことはありませんか? 実は、筋肉に「動け!」と命令を出す脳からの信号や、バランスをとる感覚、足の裏から伝わる情報……これらが以前よりワンテンポ遅れたり、ズレたりし始めているのです。 いわば、体の中の通信環境が悪くなっている状態なのです。 筋力不足ではなく「神経の遅延」が、歩行を不安定にさせているのです。 二つ目は、体を支えるための「踏ん張る力」の急激な衰えです。 鏡で見えるような大きな筋肉ではなく、ふとした瞬間に体をグッと支える「耐えるための筋肉」が、80歳を境にガクンと減ってしまいます。 すると、平らな道は大丈夫でも、小さな段差や階段で足がすくんだり、つまずいた時に立て直せなくなったりします。 よく「どうして転んだのか覚えていない」という方がいますが、それは転ぶ直前に体を支える機能が働かなかった証拠なのです。 そして三つ目、これが一番恐ろしいかもしれません。 テレビの前、こたつ、ふかふかのソファ……。 「座りっぱなしの生活」が、歩行機能のスイッチを切ってしまいます。 人間がずっと座ったままでいると、脳は「あぁ、この人はもう歩かなくていいんだな」と判断し、歩くための機能を「停止モード」に切り替えてしまいます。 どこも痛くないのに、なぜか歩くのが億劫(おっくう)に感じる。 それは、あなたの心が怠けているのではなく、体が「機能停止モード」に入ってしまっているからなのです。 さらに、ここには心理的な要因も大きく関わってきます。 一度転びそうになると、怖くてどうしても歩幅が狭くなりますよね。 でも、その「慎重すぎる歩き方」こそが、かえって歩行機能を急速に衰えさせてしまうのです。 そこに「もう年だから」という諦めが加わると、機能はさらに眠りについてしまいます。 でも、安心してください。 理由がわかれば、対策も立てられます。 機能が眠っているだけなら、もう一度呼び起こしてあげればいいのです。 |
| これまで、歩くことは「筋肉」ではなく「システム(機能)」の問題であるとお伝えしてきました。 そのシステムが壊れ始めている時に、体がひっそりと出している「警告信号」についてお話しします。 「ある日突然、歩けなくなった」と言う方がいますが、実はそうではありません。 体はもっと前から、あなたにサインを送っているのです。 「足の力が抜ける」「歩きにくくなる」という現象には、必ず前触れがあります。 これから挙げる項目のうち、もし2つ以上当てはまるものがあれば、 あなたの歩行システムは今、激しく揺らいでいるサインです。 ご自身の最近の動きを、静かに振り返ってみてください。 1:椅子から立ち上がる時、無意識にテーブルや膝に手をついていませんか? これは、足の力だけで体を支える自信が、脳から失われつつある証拠です。 足より先に手を使って重心を支えようとする。 これは立派な警告信号の一つです。 2:歩いている時、靴の裏が地面に軽く擦れる「シュッ」という音が聞こえることはありませんか? これは「足を上げろ」という脳からの指令が、実際の動きよりも遅れているサインです。 このわずかな遅れが、何でもない段差でのつまずきに繋がります。 3:パッと後ろを振り向いたり、角を曲がったりする時、頭では曲がっているつもりなのに、 体が一瞬遅れてついてくるような感覚、あるいはフワッとする感じはありませんか? これは平衡感覚(バランス)の伝達が鈍くなっている証拠です。 4:「真っ直ぐな道なら平気だけど、階段を見ると不安になる」 これは単なる気持ちの問題ではありません。 先ほどお話しした「瞬間的に体を支える筋肉」が減っていることを、 あなたの本能が察知して、「危ないから行くな!」と恐怖心としてアラートを出しているのです。 5:歩いている時に、ほんの一瞬だけ、車酔いのような感覚を覚えることはありませんか? 目から入る情報、耳の三半規管、そして足の裏の感覚。 この3つの情報が脳の中でズレてしまっている時に起きる、非常に重要なシグナルです。 6. 外出前に「やっぱり、やめようかな」と思う。 これが最も切実なサインかもしれません。 用事があるのに、「今日はいいか」「ちょっと面倒だな」とためらってしまう。 これは、あなたの生活の中から「歩く練習」の機会が削除され始めている状態です。 脳が「歩行モード」をオフにし始めているのです。 それは、体が送る「最後の予告」です 「なんだか、最近の自分は以前と違うな」 そんな漠然とした感覚があるとしたら、 それは体があなたに送っている「最後の予告」だと思ってください。 決して脅かすわけではありません。 大切なのは、この信号を「年だから仕方ない」と見逃さないことです。 危険信号が出ているということは、まだシステムが「完全に止まったわけではない」ということです。 気づいた今なら、まだ間に合います。 |
| これまで、体が発する「警告信号」についてお伝えしてきました。 それを受けて、「よし、じゃあ頑張って運動しなきゃ!」と意気込む方も多いはずです。 でも、ここで一つ非常に大きな落とし穴があります。 「運動しているのに、ちっとも良くならない」 「むしろ歩くのが辛くなった」 もしそう感じているなら、それはあなたの努力が足りないのではなく、「やり方」が今の体に合っていないだけかもしれません。 「運動したのに変わらなかった」という方の多くは、実は80代の体に合わない「若い頃と同じ基準」で運動いてしまっているのです。 膝が痛いのに、我慢して無理に歩き続ける。 「1時間歩くこと」など、長い時間や距離だけを目標にする。 「痛みをこらえてこそ運動だ」と自分を追い込む。 これらは、今のあなたの体にとっては逆効果になる可能性が高いのです。 無理な負荷は、ただでさえ揺らいでいる「神経」や「バランスシステム」を疲れさせ、さらに機能を低下させてしまう原因になります。 80歳からの正解は「筋トレで筋肉を鍛える」事より「神経の回復」が重要なのです。 ここがもっとも重要なポイントです。 80歳を過ぎた体に本当に必要なのは、筋肉をムキムキに鍛えることではありません。 大切なのは、「脳からの命令を正しく足に伝える力」、つまり「神経と反応の回復」なのです。 「1回30分」より「1回5分」を何度も行うことです。 神経のスイッチを入れ直すには、コツがあります。 それは、「まとめて一気に」ではなく「小まめに何度も」動かすことです。 「30分の散歩を、週に1回」頑張る。 「5分の足踏みを、1日に何度も」行う。 どちらが効果的だと思いますか? 答えは後者、「5分を何度も」です。 何度も繰り返して「歩くスイッチ」を入れることで、眠っていた神経は少しずつ、確実に蘇ってきます。 ジムに行くことだけが「運動」ではありません 「さあ、運動するぞ!」と身構えて、わざわざどこかへ行く必要はありません。 本当の運動とは、特別な場所でするものではなく、「普段の生活の中でどう体を使うか」そのものなのです。 椅子から立つ時に、手を使わずにスッと立ってみる。 歯を磨きながら、少しだけかかとを上げてみる。 テレビのCMの間に、少しだけ足踏みをしてみる。 そんな些細な瞬間に、あなたの「歩くシステム」を呼び起こすチャンスが隠れています。 「もう年だから、鍛えても無駄だ」なんて思わないでください。 今のあなたの体に合った「正しいスイッチの入れ方」さえ分かれば、体は必ず、いくつになっても応えてくれるのです。 |
| これまで、80歳前後に起こる体の変化や、正しい向き合い方についてお話ししてきました。 最後に、80歳を過ぎても元気に、颯爽と歩き続けている方々には、どんな秘密があるのか。 彼らに共通する「歩くための習慣とマインド」について、紐解いていきましょう。 特別な訓練をしているわけではないのに、なぜか元気。 そんな方々は、無意識のうちに次のようなことを実践されています。 1:元気な方は、歩くことをわざわざ「さあ、運動するぞ!」と気負って考えていません。 「顔を洗う」「ご飯を食べる」のと同じように、「いつも通り動いているだけ」という自然な状態でいます。 「歩くこと=生活そのもの」になっているからこそ、脳のスイッチが切れないのです。 2:長時間の散歩を一回こなすより、一日のうちに何度も、短く動くことが元気な方の共通点です。 家の中でこまめに動くことで、歩行システムの電源が常に「オン」の状態に保たれています。 この「ちょこまか動く」ことこそが、神経をサビつかせない秘訣です。 3:便利な世の中ですが、元気な方はあえて少し不便な道を選びます。 エレベーターではなく、1階分だけ階段を使ってみる。 普段使うものを、あえて少し遠い棚に置いておく。 こうした「小さな不便」が、眠りかけた機能を呼び覚ます最高のトレーニングになっていることを、彼らは本能的に知っているのです。 4:「ゆっくり歩けば安全」と思われがちですが、実はスピードを落としすぎると、反応能力も一緒に老いてしまいます。 元気な方は、無理のない範囲で、「少しだけ速く」動く瞬間を大切にしています。 この適度なスピード感が、神経の伝達をシャキッとさせてくれるのです。 5:一度転びそうになると、どうしても自分の足が信じられなくなりますよね。 でも、元気に歩く方は、必要以上に怖がりません。「用心すれば大丈夫」「私の足はまだ動く」と、自分の体を信頼して使っています。 「もう歩けない人」と自分を定義しない、その前向きな認識が、そのまま歩行の安定感に繋がるのです。 6:生活の中で「バランス」を使い続けることです。 特別な器具は要りません。 靴を履く時に、ほんの一瞬だけ片足で立ってみる。 洗面台の前で、少しだけつま先立ちをしてみる。 こうした日常の何気ない動作の中で、バランス感覚を使い続けていること。 この小さな積み重ねが、大きな差となって現れます。 あなたの「歩くシステム」は、まだ蘇ります 一番お伝えしたかったのは、「年齢という数字に縛られないでほしい」ということです。 歩行は、あなたの体が持っている素晴らしい「機能」です。 そして、その機能は、あなたが「使おう」と決めたその瞬間から、もう一度磨き直すことができます。 「もう年だから」と諦めるのは、今日で終わりにしませんか? あなたの足は、あなたが思うよりもずっと、あなたと一緒に歩みたがっているはずですから。 |
では、具体的に今日から何をすればいいのか。 「辛くない」「お金もかからない」「今すぐできる」5つの解決策をお伝えします。 今日から始める、一生歩くための「5つの習慣」 一度に全部やろうと思わなくて大丈夫です。 まずは「これならできそう」と思うものを一つ選んで実行してください。 1. 「耐える動き」を1日のどこかに入れる 筋肉を大きくするのではなく、体を支える力を呼び戻します。 回数よりも「重心を感じること」が何より大切です。1日5分で十分です。 ゆっくり立ち、ゆっくり座る: 1日5回だけでいいので、スローモーションのように動いてみてください。 壁に手をついて片足立ち: 左右10秒ずつ行う。 かかとの上げ下げ: 1日10回行う。 これだけで、あなたの体は「おっ、まだ支える力が必要なんだな」と思い出してくれます。 2. 「わざと早歩き」する区間を作る ずっとゆっくり歩いていると、神経がのんびりしてしまいます。 1日のうち1回だけでいいので、廊下を歩く時やちょっとした移動中に「10秒〜20秒だけ」少し早足で歩いてみてください。 これだけで、足と体が連動する感覚が劇的に戻ってきます。 3. 「座りっぱなし」を細かく刻む 「座る」という動作は、歩行機能にとっては「お休みモード」です。 30分以上、座り続けないようにしましょう。 「テレビのCMになったら一度立つ」 「電話は立って受ける」。 そんな小さな工夫で、歩行スイッチが切れるのを防げます。 4. 自分の「足を見ながら」動いてみる 「足元が不安だな」と感じる時こそ、自分の足がどう動いているか、目で見てあげてください。 足を一歩出す時に、その動きをしっかり見る。 「目」と「足」の情報が一致すると、脳は安心し、体はグッと安定するようになります。 5. 自分に「魔法の言葉」をかける 最後は、心の持ちようです。 「もう年だから」という言葉は、今日で卒業しましょう。 代わりに、「用心して歩けば、私はまだ大丈夫だ」と自分に言い聞かせてください。 言葉が変われば、脳への指令が変わります。 脳への指令が変われば、あなたの歩き方は必ず変わります。 完璧を目指さず、1日1つから 「全部やらなきゃ」と自分を追い込まないでくださいね。 今日は「ゆっくり座る」だけ。 明日は「CM中に立つ」だけ。 そんな一歩一歩が、10年後、あなたが自由に歩ける足腰を作るのです。 あなたの体は、あなたが大切に使ってあげれば、必ずそれに応えてくれます。 さあ、まずは椅子から「ゆっくり」立ち上がるところから、始めましょう。 |
歩くことは、「人生を選択する力」そのものです。 歩くということは、単にA地点からB地点へ移動するための手段ではありません。 それは、「自分の人生を、自分の意志で選択できる力」そのものなのです。 もし、歩くことが難しくなったとき、私たちの体から失われるのは「筋力」だけではありません。 行きたい場所へ行き、会いたい人に会うという「自由」、 そして自分自身の力で生活しているという「尊厳」までもが、少しずつ影を潜めてしまいます。 遠くへ行けなくても、速くなくても構いません 「もう昔のようにスタスタとは歩けないから……」と、肩を落とす必要は全くありません。 マラソンのように遠くまで行けなくても、現役時代のように速く走れなくてもいいのです。 大切なのは、「自分の足で、地面を踏みしめて動いている」という感覚を持ち続けることです。 その感覚さえ失わなければ、人生は最後まで、あなたの味方でいてくれます。 私は、こう信じています。 「歩く人は老いません。歩く人は、人生という舞台から退くことはありません」 今、元気に歩けている方は、その素晴らしい宝物を守り続けるために。 そして、少し足元に不安を感じ始めている方は、今日という日を「再出発」の日にするために。 どうか、明日からの日々を諦めないでください。 ほんの少しの距離で構いません。 家の中の数歩でも、庭先までの短い道のりでもいいのです。 ご自身の足で、しっかりと地面を感じてください。 その「一歩」を選び続けるという決意が、あなたの明日を、そしてこれからの人生を、最後まで守り抜いてくれるはずです。 これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。 あなたの足取りが、これからも希望に満ちたものであることを心から願っています。 よろしければチャンネル登録と高評価ボタンをお願いします。 |
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